弱さは強さ、強さは弱さ

人は弱くて脆い。けれど強くて逞しくもあると思います。
強く在ろうとしても弱さを受け入れられない強さは、怖さの裏返しで人を責め、批判し、抑圧された恐れから自らの弱さが露呈しないようにあらゆる策を講じてしまうものです。
強き者は、強く見せる必要がないので自然な振る舞いや言動、寧ろ周りを傷付けまいと丁寧に接する姿勢があり、その雰囲気が滲むのだと思います。

あの人の様になりたい…
その人は能力や力で恐れを振り撒いている人ですか?
安心して一緒に居たいと思える人ですか?
そこに本質が観えると思います。

ただ、恐れを振り撒く人こそ、弱音を吐けずに傷付き怖くて仕方がないから力に頼るしかない、選択肢が少ない状態なんです。

強がらなくていい。
弱さ、恥、情けない、みっともない…
それが何だって言うのでしょうか。
それがあって当たり前。

その怖さを隠し繕って振る舞うよりも、お互いに認め合っていく。
お互いを補い合える安心感、信頼感を本能で感じれると、強く活きる希望も湧くし、労りと悠愛を以て接することが出来るんです。

人はたった一人で生きていけるように出来ていないんです。
弱くていい。
それでいい。