自分がここに在る。

何かに押されれば倒れてしまいそうなほど、心細いとき…

自分の腕で自分を包み込んでみると、「自分の体温」を感じることが出来ます。

『自分って温かいんだな…』って。

視線を落とせばここに立っている自らの足が見える。

更に視線を上げると、下腿、大腿、腰、お腹、胸と…

自分が見える…

体温をもった自分がここに在るんですよね。

心細くていい。

倒れそうでも、この自分はそんなに簡単に倒れない。

もしも倒れたとしても、それでいい。

倒れた位置でしか観れない世界もあるのだから。

自らの手、脚、体の一部でもいい…

動くところから動き出し、自分だけがした体験と共に再び自分を歩んでいこう。

唯一無二の自分なのだから、その体験も唯一無二なんです。

自分は温かい。

それでいい。

それがいい。