「働く」ということ:傍を楽にする生き方

救急隊が命のバトンを繋ぎ、福祉に携わる方々が一人ひとりの幸福な暮らしを支える。
私たちの社会では、民間・行政を問わず、多くの人々が日々汗を流して活動しています。

こうした活動を眺めていると、本来の「はたらき」とは何なのかを深く考えさせられます。

古くから言われることですが、「はたらく(働く)」の語源の一つに「傍(はた)を楽にする」という考え方があります。
自分の周りにいる人を楽にしたり、笑顔にしたりすること。 決して、自分がいかに楽をするかを追求することではないはずです。

「仕事」と「働き」の違い

もちろん、組織の中で言われたことを淡々とこなしていれば、それは「仕事」として成立するでしょう。 しかし、ふと立ち止まって自問自答してみることがあります。

「もし、子どもの頃の自分に今の姿を見せるとしたら、自分は胸を張って『私は働いているよ』と伝えられるだろうか」と。

もし、自分の行いが周囲の人を苦しめているのだとしたら、それは「仕事」の形を借りた何かであって、本当の意味での「働き」ではないのかもしれません。

未来を創る一人ひとりの力

私たちの未来は、大きなシステムによって決まるのではなく、一人ひとりの「働き」の積み重ねに委ねられています。

自分の周りにいる誰かの心を少しだけ軽くする。 そんな「傍を楽にする」意識を持つことが、より良い社会への第一歩になるのだと感じています。