否定・批判で決めつけてしまう簡単さの意図と実際
「それは違う」「ない」「こうあるべきだ」。
誰かの意見や、目の前の現実を否定すること。なかったことにすること。ひとつの正解だと決めつけること。これらは、とても簡単です。
簡単なことをして、自分は素晴らしい決断をしたと満足したり、相手の伝えたいことを無視して、ただ指摘という名の「意思返し」をしたり。
それはもしかしたら、相手のことも、そして自分の本当の感情も感じられていないから、できてしまうのかもしれません。
簡単じゃないことを続ける
では、簡単じゃないこととは何でしょうか?
それは、相手の言葉の背景にある想いを想像し、理解しようとすること。
そして、自分の心の中にある原動力を見つけ、それに向かって諦めずに進み続けることです。
続けることには、並々ならぬ努力が必要です。それでも諦めずにいられるのは、そこに「届けたい」という強い想いがあるから。
その想いこそが、あなたの関わる姿勢となり、諦めない精神となり、心からの原動力となり、最終的にはあなた自身の「あり方」を形作ります。
時代は変わる
要領の良さ、効率の良さ、タイムパフォーマンス的な成果主義。
簡単な道ばかりを選んできた私たちに、今、真の姿勢が問われる時代が来ているのかもしれません。
表面的な正しさではなく、心の奥底から湧き出る熱意と、誰かと深く関わろうとする勇気。
そんな「簡単じゃないこと」に挑むことが、これからの時代を生きる上で、最も大切な力になるのではないでしょうか。