悩みは誰に相談したらいいのだろう
2024年4月11日
日本での心理的な国家資格って幾つあると思いますか?
答えは公認心理士のみです。
日本では、1960年代から産業カウンセリングの導入と産業カウンセラーが誕生し、一時期は旧労働省の技能範囲にありましたが、国家資格化が検討されたものの見送られました。同じ頃、2017年に公認心理士法の施行と共に公認心理士が誕生した訳ですが、どういった背景があったのかまでは解りません。でも、日本でも「誰に話せるのか、悩みを相談する」ことへの関心が立法へと繋げたのだと思います
話しは変わりますが
救急車ってどこから来るか知っていますか?
答えは消防署です
だけど、救急隊員や救急救命士の養成って医師の指導の元で医学分野を中心として学ぶ内容になっています。医学をベースに応用で行っているんですね。逆の言い方をすれば、その内容に特化した専門の「救急学」ではないってことなんです
話しを戻して
心理的な民間資格は幾つかあるものの、その資格取得への体験学習のうち、面接の実習を行う時間数の多いのは、おそらく産業カウンセラーの最低104時間が一番多いのだと思います。これが顕すものが何かというと、心理学をある程度学習したうえで知識は知識、それをベースとして”今ここの目の前の相談者の方に対する姿勢”を自己の体験に落とし込んで学ぶ内容に特化していると僕は思うんですね
救急学が無いように、日本では、心理的な国家資格は公認心理士のみです。
だけど、人を突き動かす人のこころを支える心理職は数あれど、資格がなくても相談を受けれることもまた事実です。だからこそ、知識をどう活かすのか、人に向き合う姿勢と自己の在り方が問われるのだと思います。生きている以上、ひとつの悩みが解決して終わりというゴールはないのですから。寧ろ、そこから再びまた始まるという表現が適切かもしれません。
手は、足を引っ張るものじゃなく誰かの手を繋ぐもの
僕自身は産業カウンセラーですが、産業カウンセラー領域以外のことことにも携わらせていただいています。
だからこそ、相談する際に誰に相談すればいいのか、自分にあった必要な資格が何か、資格だけではなくその人の在り方が滞りなく自然に繋がっていく仕組みがあったら本当に佳いな~って思っています。
そんな想いの実現の為、この度、企業様とメンタルサポートの業務提携をいたしました(現在ホームページの更新作業中です)
また、僕は支援職の支援の必要性を重要視しているので、支援機関・組織・企業のトップや管理職の方、個人のケアを自己管理に任せるだけでなく、サポート体制を構築しませんか。