熱中症は「自己管理不足」ではない。本当に大切な予防策とは

熱中症を軽視しないでほしい

「熱中症は体力がない人がなるもの」「気合で乗り切れる」そう思っていませんか?それは大きな間違いです。

熱中症は誰にでも起こりうるもので、日頃から健康に気を付けている人でも、その日のコンディションや環境によっては発症する可能性があります。これを「自己管理が足りない」と片付けてしまうのは、とても危険な考え方です。

確かに、暑さに身体を慣らすことは大切です。しかし、自分の身体と命の責任をとれるのは、最終的に自分しかいません。無理をして我慢した結果、周りの人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。

本当に大切なのは「ゆとり」と「助け合い」

熱中症予防といえば、水分補給や塩分摂取、涼しい場所での休憩などが思い浮かびます。もちろんこれらも重要です。しかし、最も重要な予防策は、心身に「余裕、余力、余暇(3余)を持つことではないでしょうか。

日々の忙しさからくる疲労や睡眠不足は、熱中症のリスクを高めます。心身にゆとりがないと、体調の変化にも気づきにくくなります。

そして、もう一つ大切なのが、職場や仲間内での「気遣いと助け合い」です。

「大丈夫?」の一言で、異変に気づけることがあります。自分の不調を周りに伝えること、そして周りの人の異変に気づいて声をかけること。こうしたコミュニケーションが、熱中症からお互いを守ることに繋がります。

自分を守ることが、誰かを守ることになる

「自分さえ我慢すれば」という自己犠牲の精神は、時に大切な誰かを傷つける結果になりかねません。

熱中症で倒れてしまえば、心配する家族や友人、同僚に迷惑をかけてしまいます。自分自身の命を守ることは、周りの人を守るための行動でもあるのです。

誰に何を言われようと、自分の命を守ることを最優先にしてください。

手遅れになってから「もっと早く気づいていれば」と後悔するのは、あまりにも悲しいことです。熱中症は命に関わる病気だということを、改めて心に留めておきましょう。

暑い日は無理をせず、自分を大切に過ごしてくださいね。