SOSは、なぜ出しにくいのか

今はSOSが出しにくい社会なのかもしれません。
一度SOSを出してしまうと、「◯◯な人」の様にラベルを貼られてしまうかもしれない、今まで築いたものが崩れてしまうかもしれない…と、その恐れがSOSを限界まで先延ばしにしてしまう。

なぜ…人はそこまで自分を追い込んで「自分だけで何とかしないといけない…」と思ってしまうのでしょうか…

皆忙しいから…
皆我慢しているから…
皆そうやって何とかしているから…
と、思い込んでいないでしょうか。

苦しみを抑圧し見せないようにしている分だけ相手にも投影してしまう…
感じないようにしていても知らず知らずのうちに「私も何とかしたのだからあなたも」と押し付けてしまう…
結果的に苦しみを強いてしまう…かもしれません。

災害があった時は皆が助け合えるのに、日常では攻撃的な雰囲気が蔓延している…そんな社会になっている気がします。

人は、人を思いやれる心を必ず持っていますよね。

必要な時に「SOSを出していいんだ」と自覚出来ていることが安心感に繋がるのだと思います。
自分もSOSを出せるから誰かのSOSにも応えることが出来る。

緊張感満載な日常を克服するから安心が訪れる…のではなく、安心があるからチャレンジ出来る。

方向性が逆なのだと思います。