矛盾を「なかったこと」にしていませんか?
私たちは、心の中でたくさんの矛盾を抱えています。
悲しみや痛みがあるのに、「もう大丈夫だから」「みんな乗り越えてきている」と自分に言い聞かせる。本当はつらいのに、平気なフリをしてしまう。
それは、まるで自分に鞭打つようなものです。心の中にある悲痛な叫びを「なかったこと」にしようと、不自然に抑圧している状態です。
矛盾を受け入れる勇気
なぜ、そんな矛盾した行動をとってしまうのでしょうか?
それは、そうするしかない何かが、あなたの内側にあるからかもしれません。誰にも弱みを見せたくない、心配をかけたくない、期待に応えたい……。
でも、その状態を否定する必要はありません。
自分を許し、解き放つ
「そうあっていい」。
そのように、今の矛盾した自分をそのまま受け入れること。それが、この矛盾を「無矛盾」と捉えていくことの第一歩です。
完璧である必要はありません。悲しいときは悲しい、つらいときはつらいと、正直な気持ちを自分自身に許してあげましょう。
矛盾した自分を否定せず、そのままの姿を肯定してあげること。それが、心の奥底で抑えつけていた感情を「ない」状態から「ある」状態へと解き放つ、新たな世界観の始まりです。
自分を許し、ありのままの自分を愛する。
そうすることで、きっと新しい扉が開くはずです。