限りがあるから、支え合える
私たちは普段、無限に続くように思える世界で暮らしています。
蛇口をひねれば水が出て、スイッチを押せば電気がつく。コンビニに行けば、いつでも食べ物が手に入ります。
そうした資源は、あまりにも身近すぎて、そのありがたさを実感しにくいのかもしれません。いつまでも当たり前だという「正常化バイアス」が働いているのかもしれません。
有限を意識するということ
もし、災害が起きてライフラインが止まり、物流が途絶えたらどうなるでしょうか?備蓄が尽きたとき、私たちは何を頼りに生きるのでしょうか。
食べ物を手に入れるために、どうするのか。確保するのか、それとも分配するのか。
そんな極限状態では、お金は意味を成しません。
普段、当たり前だと思っているものは、実はすべて「有限」なのです。
無限の世界では支えは不要
もし、私たちが生きるこの世界が本当に無限だとしたら、どうなるでしょう。
資源が尽きないなら、誰かの助けを必要とすることはありません。自分のことだけを考え、ひたすら利己的になる世界になっていくかもしれません。
しかし、私たちは有限の世界に生きています。だからこそ、お互いに助け合い、支え合うことができます。
そのことを忘れてはいけません。
大切にしたい意識
限りある資源の中で生きているという意識。そして、だからこそ、私たちは誰かと支え合うことができるという意識。
それは、私たちが人間らしく、豊かな心を保つために、常に大切にしたい意識ではないでしょうか。