寒さに負けない体づくり。「温活」と「ゆっくり食事」で変わる自分
日々寒くなってきましたね。今年は「急に寒くなり過ぎ!」と言いたい方もいるのではないでしょうか。
体温調節に不安がある方や、寒さが苦手な方は、ぜひこの時期だからこそ意識してほしいことがあります。それは、体を温めることと食事をゆっくり愉しむことです。
1. 温かい汁物で優しく代謝を上げる
寒さ対策として、体を温めるスープや味噌汁などの汁物を作ってゆっくり飲むことを意識してみましょう。
温かい食べ物は、それだけで内臓を温め、体の代謝アップにつながります。忙しい日でも、一杯の温かい汁物を飲む時間を確保するだけで、心も体もホッと一息つけます。
2. 食を「量より時間」で意識的に愉しむ
体に必要な栄養を効率よく取り込み、体調を整えるために、食の愉しみ方を見直してみましょう。
- 一口を小さめにし、顎の筋肉をしっかり使う:歯を使って十分に咀嚼(そしゃく)することで、唾液がしっかり分泌されます。
- 味の変化をよく味わう:よく噛んで味わってから飲み込むことで、胃腸への負担が減り、栄養の吸収効率が上がります。
このプロセスは、消化に必要なエネルギーを減らし、その分を代謝に使うという考え方に基づいています。また、メンタルヘルスにおいても、腸のコンディションが気持ちに影響するという研究が進められています。
食事は、その量ではなく、時間をたっぷりかけて意識的にゆっくり味わって過ごすことで、多くの気づきが得られるものです。
3. 大切なのは「自分が心地いいライン」
この取り組みは、過度にならない程度に試してみてください。
何事も過度になると、それはそれでこだわりや執着になってしまい、メンタルヘルスに別の影響を及ぼす可能性があります。
自分にとって「心地いいな」と感じられるラインが、続ける上での大切な目安です。無理なく生活に取り入れて、寒い季節を健やかに乗り切りましょう。


