2極化の前に、私たちが陥っている「1極化」の視点

世の中ではよく「2極化」という言葉を耳にしますが、その前にまず、自分が「1極化」の状態に陥っていないかを見つめ直す必要があります。

1極化とはどういうことか。 それは、日々の暮らしの中で何かを選択しているつもりでも、実は無意識のうちに「正しきこと」という唯一の答えだけを盲目的に選んでいる状態を指します。

本来、世界は対(つい)で成り立っている
この世界は、本来2つの極があることで成立しています。

白と黒

光と影

プラスとマイナス

生と死

性差

これらは一対になっているからこそ、存在することができます。 しかし、私たちはつい、どちらか一方を「正しいもの」として切り出し、もう一方を否定してしまいがちです。対となる片方を否定したまま、もう片方をいくら肯定しようとしても、それは本質的な解決にはなりません。

矛盾の中に留まる勇気
大切なのは、どちらもそこに「在る」と認めることです。

相反するものが同時に存在する矛盾、その間で生じる苦しみやモヤモヤ。その両方の重みに耐え、葛藤し続けること。 このプロセスこそが、矛盾を矛盾でなくし、2極化という枠組みを超えていく唯一の道なのだと感じます。

安易な正解に逃げず、自分自身の内側にある複雑さをそのまま受け入れていきたいものです。