外側への多様性は「内側の探求」から始まる
現代社会において「多様性」という言葉は至る所で語られています。しかし、真の意味で外側に対する多様性が普遍的な価値観として定着するためには、まず自分自身の内側にある多様性を見つめ直すプロセスが不可欠ではないでしょうか。
「OS」と「アプリ」の調和
日々の行動やスキルを「アプリケーション」とするならば、自分自身の根本にある在り方や価値観は「OS(オペレーションシステム)」と言えます。
どれほど優れたアプリケーション(外向けの振る舞い)を取り繕っても、土台となるOS(内なる自分)と一致していなければ、どこかで不協和音が生じます。この内なる不一致を放置してしまうと、思わぬ形で歪みが表出することがあります。
内なる不一致がもたらす影響
自分自身の内側で納得感や調和が取れていない状態が続くと、人は知らず知らずのうちに、別のカテゴリーでその不満を解消しようとしてしまいます。
- 自分の本音を押し殺して外側を整えようとする。
- 結果として、OS側の不全を「権利の主張」や「獲得」という手段によって埋め合わせようとする。
このような状態では、本来の目的から逸れたエネルギーの使い道になってしまいがちです。
外を向く時こそ、内を観る
新しい挑戦をしたい時、あるいは周囲との調和を図りたい時。外側に意識を向けたい瞬間こそ、あえて自分の内側を観ることが大切です。
自分の内側にある多様な感情や矛盾を認め、オペレーションとアプリケーションを一致させること。その静かな内省の先にこそ、外の世界に対する真の多様性と普遍的な受容が生まれるのだと信じています。

