効率の先にある空虚さと、非効率の中にある美しさ
現代社会では、何事においても「効率的であること」や「効果的であること」が正義とされがちです。しかし、最短距離で手に入れた想定内の結果だけを見つめていても、心が満たされるのはほんの一時的なものに過ぎません。
市場原理に基づいた世界観の中では、一つの成果を得てもすぐに次を求められ、際限のない消費と生産のループに追い立てられてしまいます。
結果よりも「経過」に宿るもの
自分は、あえて効率を脇に置いたところにこそ、真実味のある流れや意味が生まれると考えています。
無駄に思えるような時間や、遠回りをした経験。そうした非効率なプロセスを経ていく中で、自分の内側にある「美」に対する感性がゆっくりと育まれていくのではないでしょうか。
人生という非効率を味わう
そもそも、人生というものは本質的に非効率なものです。
あらかじめ決まった正解をなぞるのではなく、その道中で出会う「ご縁」によって何を観るのか。そして、予期せぬ出来事に心がどう動かされていくのか。
目に見える結果ばかりを追い求めるのではなく、その時々に立ち現れる経過を何よりも大切にしていきたい。そうした心の余白こそが、人生をより深いものにしてくれると信じています。

