痛みの記憶と、今の自分を繋ぎ止めるもの
痛みの記憶と、今の自分を繋ぎ止めるもの
心がざわついて、焦りや不安でどうしても落ち着かないとき。そんなとき、心の深いところをそっと覗いてみると、そこにはある一つの怯えが隠れていることがあります。
それは、「在るはずのものが無くなるかもしれない」という、過去に触れた痛みの体験。 大切な何かを失ったときの記憶が、今の自分を揺さぶっているのかもしれないと思うんです。
「ここにいる」という静かな宣言
失うことを恐れて、外側の状況を変えようと必死になることもあります。 でも、そんなときこそ、意識の中心に置いておきたい大切なことがあります。
それは「私はここにいる」という事実を、ただ静かに感じ続けることです。
たとえ周りの環境がどう変わろうとも、誰かではない自分という存在が今ここに在ること。その確かな手応えだけは、何があっても揺らがないものとして、自分の中心に置いておきたいと思うんです。
痛みを知っているからこそ
過去に味わった喪失感や、身を切るような痛み。それらは確かに辛い経験でした。 だからこそ、今目の前にある尊い心からのつながりを、これほどまでに愛おしく、大切にしたいと思えるのだと感じます。
失う怖さを知っていることは、決して弱さではありません。 それは、今ここにあるものの価値を、誰よりも深く噛みしめることができる強さでもあると思うんです。
心のつながりを和かち合う
不安に飲み込まれそうになったとき、自分にこう問いかけてみます。 「今、一番大切にしたいものは何だろう」と。
だって、本当に守りたいものは、目に見える形あるものだけではないじゃないですか。
自分にとって本当に尊いつながりを、自分の内側で温め直していく。そうすることで、焦りの霧は少しずつ形を変えていくはずです。
もし今、何かが失われることに怯えているとしたら、一度立ち止まって、自分の呼吸を感じてみてください。
自分は、今、ここにいる。 そのこと自体を、自分自身と深く和かち合いながら生きていきたいと思うんです。
あなたは今、自分の真ん中に、何を置いていますか。

