自分」の在り方に立ち返るということ

いのちを生きて活きる。そんな言葉を起点にして、自分の「在り方」というものにふと気づき、それがすとんと腑に落ちる瞬間があります。

そんなふうに自分自身の根源的な部分が明確になると、それまで目の前を覆っていた人生の霧は、驚くほど晴れていくと思うんです。霧が晴れれば、進むべき方向も自然と定まってきます。

そうすると、不思議なことが起こります。 それまで自分を苦しめていた「苦」が、ただの苦しみではなくなってくる。そんな感覚があるんです。

苦しみが力に変わる瞬間

思い返せば、これまでに望まない出来事や、胸が締め付けられるような経験もありました。でも、そうした過去の痛みがあったからこそ、今の自分の原動力となり、今の視点を持てるようになったのだと思うんです。

誰かではない自分自身の人生を、誰のせいにするでもなく受け入れること。

それは少し勇気がいることかもしれません。 だって、自分を生きるって、本当は一番逃げ場がないことじゃないですか。

霧の向こう側に見えるもの

進むべき道が見えないときは、どうしても外側に正解を求めてしまいがちです。

でも、本当の答えは常に自分の内側にしか存在しません。自分の在り方に納得ができたとき、世界の見え方は劇的に変わります。苦しみさえも、自分を形作る大切なピースだったと和かち合いができるようになる。

進む方向が定まったとき、その足取りは以前よりもずっと軽やかになっているはずです。

今、目の前にある景色は、自分の目にどう映っていますか。 その足跡は、どこへ向かおうとしているのでしょうか。

自分自身の「在り方」を見つめ直す時間は、人生の霧を払うための、とても大切な儀式のようなものだと思うんです。