評価というモノサシから離れてみる
結果が出ないと、どうしても「あれもできない」「これも足りない」という、無い無いワールドに迷い込んでしまいがちですよね。目の前の点数や評価ばかりに気を取られて、自分がすっかり小さくなってしまったような気持ちになることもあると思います。
でも、少し視点を変えてほしいんです。
結果というのは、あくまで誰かが作った評価の尺度が示した、ただの点数に過ぎないと思うんです。一方で、そこに向かって一歩を踏み出した勇気は、成果とはまったく別物です。私たちはよくこの二つを混同してしまいますが、勇気は結果を出すための道具ではありません。自分がこれから進むべき方向を優しく、力強く示してくれるコンパスのようなものだと思うのです。
踏み出した一歩そのものに宿る価値
過去の望まない出来事や、思うようにいかなかった経験がたくさんあったかもしれません。だからこそ、あの時、自分の内側から湧き出た勇気をそのまま認めてあげることが、今を生きる源動力になるのだと信じています。
成果が出なかったからといって、あの時の決意や行動までを「無駄だった」と否定する必要はどこにもありません。起点となった勇気を出せたこと、そのものに大きな意味があると思うんです。
だって、最初から完璧にできる人なんていないじゃないですか。
大切なのは、結果がどうあれ、自分で決めて動いたという事実です。その生々しい体験の先にしか、自分だけの道は続いていかないのではないでしょうか。
自分の内なる声に耳を傾ける
誰かではない自分の人生を歩むとき、私たちは常に選択を迫られます。
周囲の評価や目に見える成果ばかりを追い求めていると、いつの間にか自分の現在地を見失ってしまいます。ここで少し、自分自身に問いかけてみてほしいのです。
自分が本当に大切にしたいのは、他人から与えられる点数でしょうか。それとも、不器用でも前を向いて進もうとした、自分のあの勇気でしょうか。
結果優位の波に呑まれそうになったときほど、最初に踏み出したその一歩を、温かく抱きしめてあげたいですね。そうやって自分の経験を認めることが、他者との本当の意味での「和かち合い」に繋がっていくのだと思います。

